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ひむかのともしび 日向備長炭オンラインショップ

ひむかのともしびロゴ
宮崎県無形民俗文化財
『日向備長炭』
古からの伝統製炭法を守る、
日本三大備長炭を宮崎から。

About us! ひむかのともしびについて

HIMUKA TOMOSHIBI CYCLE PROJECT

私たちひむかのともしびは、
宮崎県北部の山中で炭を焼いて暮らしています。
日向備長炭は日本三大備長炭として数えられ、県内外へ出荷されています。
高級燃料としてしか知られない備長炭を、もっとみなさんの身近に届けたい。
そんな思いからHIMUKA TOMOSHIBI CYCLE PROJECTの商品を作りました。
ぜひ手に取って、使っていただけるとうれしいです。

太陽と山、水と火、
人の技術
江戸より続く伝統の
『日向備長炭』
日本三大備長炭/宮崎県無形民俗文化財指定

  • 01

    アラカシの森の
    恵みをいかす。

    木を切ることで、自然が、命が、循環する。
    日向備長炭は、原料として、「アラカシ」を使用していることが大きな特徴です。九州の東側にある宮崎県は、太陽が昇る東にまっすぐ向かっていることから、古来「日向国(ひむかのくに)」と呼ばれ、日照時間の長いこの地域では、硬く重い木種である「アラカシ」が昔から多く自生しています。
    アラカシは、急斜面でも生育できる生命力の強い広葉樹。
    製炭士たちは、アラカシが成長しすぎる前に、伐採・製炭することで、里山の環境と伝統を守っています。適度な伐採により森の地面に陽の光が届き、アラカシの元株は新芽が自然萌芽して、20〜30年後にはまた同じように枝葉を広げてくれます。さらに、アラカシの落ち葉は分解され養分となり、川を伝ってプランクトンの餌になり、豊かな海を育みます。植樹の必要がない循環型資源であるアラカシと、製炭士たちの関係が、環境保全と豊かな恵みのサイクルを、微生物や虫、動物、そして私たち人間にもたらしてくれています。
  • 02

    伝統の製炭技術。
    暗い窯の中で、約30日間。

    最初の乾燥焚きから、
    ゆっくりと水分を蒸発させていく。
    日向備長炭は、江戸時代より、宮崎県北部の山間(現美郷町北郷地区)で受け継がれ守られてきた伝統の製炭法で作られています。日本三大備長炭にも選出され、品質は折り紙つき。炭は、木を燃やすだけで炭になるのではありません。
    日向備長炭の原料であるアラカシは、他産地備長炭の原料ウバメガシより柔らかい性質(水分が多い)を持つため、窯に入れてから、じっくりと木中の水分を蒸発させていきます。
    この「乾燥焚き」という作業が上質な備長炭を製炭するカギとなり、全部で10工程ある中で乾燥焚きは、暗い窯の中で30日以上の時間を要します。
    この製炭法は、身近にあるアラカシを原料とした上で、古来より製炭士たちが知恵を絞り、工夫し、守り伝えてきた誇りです。
  • 03

    1000度を超える窯の中、
    窯出しは夜通し続く。

    高温で精錬することで、
    硬く綺麗な漆黒の炭に生まれ変わる。
    じっくりと木中の水分を蒸発させたら、そのあとは「ネラシ」と呼ばれる精錬作業で、温度を一気に1000度以上に上げて、炭の中の不純物を燃やし切ります。
    ネラシに入って約1週間後、時刻は深夜1時をまわり、いよいよ窯出し作業の開始です。約40日間をかけて熱く、硬く、精錬された炭を、精錬具合を見極めながら、少しずつ手作業で鉄の棒を使って掻き出していきます。
    高温の炭はキラキラと光りながら窯から出され、粉灰をまぶして冷却されます。この段階では粉灰を纏っているため「白炭」とも呼ばれます。
    12時間以上この窯出し作業を繰り返した後、選別・炭切り加工を経て漆黒の日向備長炭へと生まれ変わるのです。
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